アンティークコイン収集家や歴史愛好家にとって、ヴィクトリア女王のジュビリーヘッド5ポンド金貨は、非常に魅力的で価値の高いコインです。このコインは、女王の在位50周年（1887年）を記念して発行されたもので、ヴィクトリア時代の輝かしい歴史を物語る象徴的な一品となっています。
今回は、ジュビリーヘッド5ポンド金貨の魅力や特徴、そしてその歴史について詳しくご紹介します。
ヴィクトリア女王の「ジュビリーヘッド」デザイン
ヴィクトリア女王のジュビリーヘッド5ポンド金貨の一番の魅力は、その美しいデザインです。「ジュビリーヘッド」という名前は、女王在位50周年を祝う際に描かれた女王の肖像から来ています。
ジュビリーヘッドのデザインは、長い髪を編み上げて王冠を被った女王の堂々とした姿を描いており、女王の威厳と栄光を象徴しています。
デザイナーはイギリスの彫刻家であるジョセフ・エドガー・ベーム（Joseph Edgar Boehm）。
彼は、ヴィクトリア女王の肖像を新たにデザインし、コインの中に女王の力強さとその時代の精神を表現しました。この肖像はコレクターにとって特に高い評価を受けており、エレガントでありながら威厳のあるスタイルが特徴的です。
高貴で重厚感のある金貨
5ポンド金貨は、そのサイズと重量でも魅力的です。直径約36ミリ、重さ約40グラムという大きさは、持った時のずっしりとした感触があり、まさに「金の重み」を感じられます。
金貨は22カラット(91.7％)の金で作られていますので、金の含有量だけでも36gを超える価値があります。
大型の金貨は年々少なくなってきています。大型金貨はその大きな面積をいかして、デザインも細部まで鮮明に描かれています。反対面には聖ジョージとドラゴンの図が描かれており、このモチーフもイギリスの伝統的なデザインの一つとして人気があります。
歴史的な背景と希少性
ジュビリーヘッド5ポンド金貨はヴィクトリア女王の在位50周年記念として特別に作られたため、限られた期間しか製造されていません。この希少性が、収集家の間での価値をさらに高めています。
また、この金貨が発行された時代は、イギリスが世界的な強国として栄えた時期でもあります。
産業革命や植民地拡大など、イギリス帝国の絶頂期を象徴する時代に作られたこの金貨は、その時代の栄光を反映しており、単なる金貨以上の歴史的価値を持つようになりました。
投資価値
アンティークコインとしての価値もさることながら、ジュビリーヘッド5ポンド金貨は長期的な投資対象としても非常に魅力的です。
金そのものの価値が安定していることに加え、アンティークコイン市場での需要が高まっているため、将来的な価値上昇も期待できます。
特にヴィクトリア女王に関連するアイテムは、イギリス王室や歴史ファンからの人気が根強く、ジュビリーヘッドのコインはその象徴とも言える存在です。希少性と美しいデザインが相まって、競り合いが激しくなることも珍しくありません。
特徴
ヴィクトリア女王のジュビリーヘッド5ポンド金貨は下記のような特徴があります。
- 純度
- この5ポンド金貨は22カラット(91.67%)の純金で鋳造されていて、その重厚感と輝きは時を超えて変わりません。
- デザイン
- 表面には、王冠を戴いた威厳あるヴィクトリア女王の肖像が描かれています。裏面には、聖ジョージがドラゴンを退治する姿が刻まれ、勇気と勝利の象徴となっています。
- 刻印
- この金貨の彫刻は、ベネデット・ピストルッチ（Benedetto Pistrucci）によって手がけられ、細部まで精巧に表現されています。状態の良いものであれば、裏面の聖ジョージがドラゴンを退治する姿の右下あたりに「B.P.」と刻印されていることが確認できます。
- 限定発行
- ヴィクトリア女王のゴールデンジュビリーを祝うために発行されたこの金貨は、1887年の単年のみの発行で、限定数しか存在しないため、非常に希少です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ヴィクトリア女王のジュビリーヘッド5ポンド金貨は、その重厚感や希少性、デザインの観点でも、アンティークコイン収集において欠かせない1枚であると思います。
2ポンドなど他のサイズもありますが、コレクションとしてはこの大型5ポンド金貨が圧倒的におすすめです。
是非この機会にご検討ください。
取り扱い商品一覧
当店で取り扱うヴィクトリア女王のジュビリーヘッド5ポンド金貨は下記の通りです。ご興味のあるかたはお問い合わせ下さい。
この記事へのコメントはありません。